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マッサージ効果 [リハビリテーション科]

マッサージ効果の詳細解明=細胞でミトコンドリア生成-加大学
激しい運動をした直後に筋肉をマッサージすると、細胞レベルでは炎症を起こす物質が減り、痛みが和らぐとともに、細胞内でエネルギー生産などを担う小器官「ミトコンドリア」が生成され、回復を促すとみられることが分かった。
カナダのマクマスター大などの研究チームが実験で解明し、5日までに米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンに発表した。

マッサージをめぐっては、疲労の原因となる乳酸が除去されるとの見方がこれまで強かったが、マッサージの前後で筋肉細胞の乳酸量はほとんど変わらなかった。
研究成果は筋肉の張りや痛みをより効果的に治療する技術の開発に役立つと期待される。

http://www.carenet.com/news/det.php?nws_c=26297

体重と膝OA [リハビリテーション科]

体重減少は膝OAの最適治療
肥満は,変形性膝関節症(膝OA)の危険因子である。ウェイクフォレスト大学(ノースカロライナ州ウィンストンセーラム)健康運動科学部門のStephen P. Messier教授は,肥満を伴う中高年膝OAを対象に18カ月間にわたる低~中等強度の運動と併せた集中的ダイエットの効果を検討したIDEA(Intensive Diet and Exercise for Arthritis)試験から,体重減少が痛みを最大51%軽減させたことを当地で開かれた第75回米国リウマチ学会(ACR 2011)で報告した。

対象は,過体重または肥満(BMI 27~40.5)で痛みを伴う55歳以上の膝OA患者454例(平均年齢65.6歳,女性72%,白人81%,平均BMI 33.6)で,ダイエットのみ行うD群(152例),運動も行うD+E群(152例),運動のみのE群(150例)に割り付け,18カ月経過後の効果を検討した。

ダイエットはベースラインから10%以上の体重減少を目標に段階を追ってカロリー摂取制限を厳しくした。
運動は15分歩行した後に20分のウエイトトレーニング,さらに15分歩行する低~中等強度の運動を週3回行った。
18カ月間の治療完遂率はD群85%,D+E群とE群それぞれ89%,体重減少の平均は順に8.9kg(9.5%),10.6kg(11.4%),2.0kg(2.2%)であった。

膝OAの健康関連QOLの疾患特異的尺度Western Ontario and McMaster Universities Osteoarthritis Index(WOMAC)の痛みスコアの低下は,D群ではベースラインの6.6から治療後4.8(27%の低下),D+E群では6.7から3.3(51%),E群では6.1から4.4(28%),機能スコアの低下はそれぞれ24.8から17.3(30%),24.6から13.0(47%),23.1から17.5(24%)と,D+E群はD群,E群に比べて低下度が有意に大きかった。

歩行速度(m/秒)は,D群では1.18から1.30(10%増加),E群では1.23から1.30(6%)に対しD+E群では1.20から1.34(12%)と増加度が有意に高かった。
痛みスコア,機能スコアの改善はD群およびE群では治療6カ月目までに顕著で,その後は改善がなかったが,D+E群では18カ月にわたり改善が見られた。

出典 Medical Tribune 2012.1.5
版権 メディカル・トリビューン社

関節リウマチ起こす物質解明 [リハビリテーション科]

関節リウマチ起こす物質解明 治療薬開発に期待、大阪大
関節リウマチの発症に、細胞内の「Ahr」というタンパク質が関与することを大阪大や慶応大、国立環境研究所(茨城県)などのチームがマウスで解明、米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。

大阪大の岸本忠三教授(免疫学)は「Ahrの働きを抑える薬剤をつくれれば、関節リウマチの治療薬となるかもしれない」としている。

関節リウマチでは、リンパ球の一種「Th17細胞」が増え、過剰に働いている。

チームは、関節リウマチのような症状を強制的に発症させられる手法をマウスに使い、解析した。

http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011082701000475.html
2011/08/27 17:26 【共同通信】

<追加>
Ahrが多くつくられる原因としては、さまざまな免疫細胞が出す指令が過剰になることが考えられるという。
Ahrは哺乳類や爬虫類の細胞に存在するが、詳しい機能は分かっていなかった。


梨状筋症候群 [リハビリテーション科]

スポーツや仕事でなりやすい臀部の筋肉の障害で坐骨神経痛?
梨状筋症候群によって坐骨神経痛が起こることがあります。
梨状筋とは骨盤の中央に位置する仙骨という骨から股関節に向かってついている筋肉で、股関節を動きや固定させる役目の筋肉です。
ランニングを中心にするスポーツや立ち仕事や長時間同じ体制で座っている仕事、または普段の生活で無理な運動などをした場合などに臀部や腰、股関節などへの負担を掛けたり、怪我するなどによって臀部打撲や股関節捻挫、筋肉硬直などが生じ梨状筋に障害が発生すると、骨盤から足先への血管や神経を圧迫したり刺激したりします。
この梨状筋からの刺激や圧迫が梨状筋の下に位置する坐骨神経に伝わると坐骨神経痛を発症させるのです。

坐骨神経痛を起こす梨状筋症候群の治療と特徴
若い世代の坐骨神経痛では腰椎椎間板ヘルニアと梨状筋症候群が原因であるケースが多いですが、坐骨神経痛を起こさせる腰椎椎間板ヘルニアの症状と梨状筋症候群の症状とは、とても似ているために誤診されることもあるようです。
ただし梨状筋症候群の兆候がありながらも腰椎椎間板ヘルニアの症状がある場合には腰椎椎間板ヘルニアの治療として扱われます。

手術が必要な場合
梨状筋症候群が原因による坐骨神経痛は手術をせずに身体を安静に保ち、痛みや梨状筋を和らげる薬物療法、温熱療法、電気治療、超音波療法、梨状筋のストレッチなどの施術になりますが、坐骨神経痛の強い痛みが治まらない場合には神経ブロック注射で坐骨神経痛の症状を和らげ回復を試みます。
これでも坐骨神経痛の症状が一向に改善されない場合には梨状筋の切除手術をする場合もあります。

<出典>
梨状筋症候群が原因で坐骨神経痛
http://www.sciatica-jp.com/symptom/piriformis_syndrome.html
(種々の坐骨神経痛について詳しく書かれています)

手根管症候群 [リハビリテーション科]

手根管症候群
手根管症候群は,手関節の手根管を通る正中神経の圧迫によるものである。
症状は,正中神経の分布領域における痛みと感覚異常症である。
診断は,症状および徴候によって示唆され,神経伝導速度の検査によって確認される。
治療は,人間工学的改善,鎮痛,副子固定と,ときにコルチコステロイド注射または手術などがある。

手根管症候群は,一般にきわめてよくみられ,30〜50歳の女性に最も多く発症する。
危険因子は,RAまたはその他の手関節の関節炎(ときに発現している症状)(糖尿病,甲状腺機能低下症,先端巨大症,アミロイドーシス,手根管の妊娠による浮腫などである。
繰り返し手関節を屈曲したり伸展したりする活動や仕事が原因となりうる。
大部分の症例は特発性である。

症状,徴候,診断
症状は,ジンジンするようなしびれや軽いしびれ感を伴った手と手関節の痛みが,古典的な理解では正中神経に沿って(母指の掌側面,示指,中指,環指の橈側の半分)分布するが,手全体に広がることもある。
典型的には,患者は夜間,灼熱痛またはうずくような痛みや,軽いしびれ感やジンジンするようなしびれとともに目覚め,痛みを軽減して正常な感覚を取り戻そうと手を振り動かす。
母指球の萎縮と母指対立筋および母指外転筋の筋力低下が,後に出現することがある。

診断
ティネル徴候,すなわち正中神経感覚異常が手根管の正中神経の部位の手関節の手掌表面を軽く叩くと再現することによって強く示唆される。
関節屈曲(ファレン徴候)によるジンジンするようなしびれの再現も示唆的である。
しかしながら,その他の種類の末梢神経障害を臨床的に鑑別診断することはときに困難である。
症状が重症であるかまたは診断が不確定の場合,正中神経について伝導検査を実行すべきである。

治療
コンピュータのキーボードの位置を変えることや,その他の人間工学的な矯正が症状を軽減することがある。
それ以外の治療は,特に夜に軽量な中間位での手関節スプリントを着用することや,軽い鎮痛薬(例,アセトアミノフェン,NSAID)を使用することである。
これらの手段で症状のコントロールが得られなければ,コルチコステロイド(例,2〜3mLのデキサメタゾン,4mg/mL)を長掌筋腱の少し尺側で,手関節の遠位しわの近位部の手根管に局所注射をすべきである。
厄介な症状が持続するか,もしくは繰り返される場合,または手の筋力低下と母指球の衰えが進行する場合,直視下または内視鏡下の手技を使用して手根管を外科的に除圧しうる。


<参考>
神経圧迫症候群
http://merckmanual.jp/mmpej/sec04/ch042/ch042f.html


<関連サイト>
放置すると危険!手のしびれ最新見分け術
http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20080716
手根管症候群
http://www.coara.or.jp/~gensin/medical/mix/clinic9911.html
手根管症候群
http://mymed.jp/di/exp.html
手根管症候群
http://www.orth.or.jp/hospital/wrist/carpal.html
(患者説明用のイラスト)

低出力レーザー療法と頸部痛 [リハビリテーション科]

低出力レーザー療法は頸部痛に有効 副作用発生率はプラセボと同等
シドニー大学(オーストラリア・シドニー)脳・精神研究所・神経研究財団のRoberta T. Chow博士らは,頸部痛に対する低出力レーザー療法(LLLT)の有効性を評価するためランダム化比較試験(RCT)のシステマティックレビューとメタアナリシスを行い,LLLTは非特異的頸部痛を緩和させるとの結果をLancet(2009; 374: 1897-1908)に発表した。

薬物療法などより優位
高齢化が進む先進国では,今後30年間に慢性痛が大幅に増加することが予測される。
なかでも慢性頸部痛は有病率が高く,現在でも人口の10~24%が罹患している。

LLTは,レーザー照射により組織の修復,疼痛緩和,経穴の刺激などを行うが,侵襲性が低く,痛みを伴わないため,プライマリケアで容易に施行できる。
また,副作用の発生率も低く,重大な副作用は報告されていない。

今回の対象研究は,計820例の患者を含むRCT 16件。頸部痛の緩和度の測定には最高100点のvisual analog scale(VAS)を用いた。
急性頸部痛を調べた2試験では,疼痛が緩和した患者の割合は,プラセボ群に比べてLLLT群で約70%高かった。

一方,慢性頸部痛を調べた5試験を検討したところ,疼痛が緩和した患者の割合はLLLT群ではプラセボ群の約4倍に達した。

さらに11試験を検討したところ,慢性頸部痛がVASで約20ポイント減少していた。
これらの試験中7試験は,LLLT終了後1~22週追跡されており,それによると,LLLTには短期の疼痛緩和の効果が認められ,中期的にも尺度上22ポイントの減少を維持していた。
LLLTの副作用は軽度で,プラセボと同等であった。

Chow博士らは「LLLTによる疼痛緩和の作用機序は十分解明されていないが,炎症,疼痛刺激の神経伝達,筋肉疲労などを抑制する効果があるのではないか」と指摘している。

一方,研究責任者でベルゲン大学(ノルウェー・ベルゲン)のJan M. Bjordal教授は,すべての試験において関節,神経,筋肉における複数の経穴が照射されていることから,どの機序が最も重要かは決定できないとしている。

Chow博士らはLLLTの効果について「単独でも定期的な運動やストレッチングとの併用でも,臨床上の有用性がある。臨床ではおそらく運動と併用するほうが望ましい。今回のレビューでは,薬物療法よりLLLTのほうが優位との結果が得られた」と説明。
さらに,「LLLTは急性頸部痛を照射後速やかに緩和する。また慢性の場合には,治療終了後最長22週間疼痛を緩和することが示された」と述べている。

出典 Medical Tribune 2010.1.28
版権 メディカルトリビューン社

高齢者の脊椎手術 [リハビリテーション科]

米で高齢者の侵襲的な脊椎手術が増加 過剰治療の可能性を示唆
オレゴン保健科学大学(OHSU,オレゴン州ポートランド)のRichard A. Deyo教授らは,2002~07年のメディケア受給者において腰部脊柱管狭窄症に対する複雑な固定術の施行件数が増加し,一方で除圧術と単純な固定術の施行件数が減少していることがわかったとJAMA(2010; 303: 1259-1265)に発表した。


6年間で約15倍に
腰部脊柱管狭窄症は,腰部における脊柱管の狭窄が脊髄神経を圧迫する病態で,その診断と治療には画像所見と臨床所見,臨床経過を総合した複雑な判断を要する。
今回の論文の背景情報によると,患者によっては除圧術が非手術的治療法よりも勝るが,複数の試験では外科医はさらに侵襲性の高い固定術をしばしば勧めることが示されている。

今回の研究では,腰部脊柱管狭窄症に対する各手術手技の施行傾向と関連合併症,米国の病院における医療資源の利用状況を検討するために,2002~07年のメディケア請求を分析した。そのうち2007年1~11月にメディケア受給者で腰部脊柱管狭窄手術を受けた3万2,152例を,施行手技に基づいて,
(1)除圧術単独群
(2)単純固定術群(腰椎1~2個の固定で,単一の手術法によるもの)
(3)複雑固定術群(腰椎3個以上の固定もしくは前方固定手技と後方固定手技を併用するもの)
―に分類して,合併症と医療資源の利用状況について調べた。

腰部脊柱管狭窄手術全体では,メディケア受給者10万人当たりの施行件数と施行率は,2002~07年に若干減少し(2002年137.4件,2007年135.5件),除圧術と単純固定術の施行率も減少していた。
しかし,複雑固定術の施行率は10万人当たり1.3件から19.9件と,約15倍に増加し,全体の施行率が1.4%低下したにもかかわらず,インフレ率調整後の医療費は計40%増加した。

致死的合併症は手術侵襲の増大に伴い増加し,除圧術単独群の2.3%に対し,複雑固定術群では5.6%とほぼ3倍であった。
同様の傾向は,30日以内の再入院率についても見られ,除圧術単独群の7.8%に対し,複雑固定術群では13.0%であった。
入院期間は,除圧術単独群と比べ複雑固定術群で約2日間長かった。
平均医療費は,除圧術単独群の2万3,724ドルと比べ複雑固定術群では8万888ドルと3倍以上であった。

Deyo教授は「手術の合併症に対する情報は,外科医や紹介元の内科医,患者が恩恵とリスクを考える際に有用で,それによって,より個別化された意思決定ができる」と述べている。


重度患者増加の可能性は低い
複雑固定術の施行が増加した理由について,Deyo教授は「わずか6年間で最も複雑な腰椎病理を呈する患者数が15倍に増えたとは考えにくく,その理由は定かではない」としながらも「新たな手術機器の導入と販売促進,有力なオピニオンリーダーの影響が,侵襲性の高い手術の適応がなくても,そうした手術の施行を促進しているのではないか。また,外科医は侵襲性の高い介入のほうが良好なアウトカムが得られると考えるのかもしれないし,手術技術と麻酔技術,支持療法の改善により,以前はリスクが高く侵襲性の手術は禁忌であった患者でも施行可能になったとも考えられる。さらに,より複雑な手技の採用に対して病院と外科医に提供される奨励金は,外科医が地域や病院での影響を拡大したいと思う気持になんらかの影響を与えているのかもしれない」と推測している。

スタンフォード大学(カリフォルニア州スタンフォード)のEugene J. Carragee博士は,同誌の付随論評(2010; 303: 1309-1310)で「今回の研究の最終年に当たる2007年に,Consumer Reports(2007; November)は,最も乱用されている検査・治療ランキングの1位に脊椎手術を挙げている。一般的な脊椎手術の多くからは恩恵が得られることを考えると,これは大きな問題である。
今回の研究結果は,有効性が実証されていないが金銭面で魅力的な代替治療法が過剰に施行されるなか,基本的な脊椎手術の有効性を慎重に評価しなければならないことを,患者や外科医,支払者に思い起こさせてくれる。
また,奨励金と市場の力は,そのような慎重な評価を行うことを好まないことを指摘している。複雑な手技の乱用が米国の医療で広く行われれば,結果的に経済的・社会的問題を引き起こすことになる」と述べている。

出典 Medical Tribune 2010.6.3
版権 メディカルトリビューン社

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