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甘草の有効成分を合成する酵素遺伝子 [その他]

阪大・理研など、甘草の有効成分を合成する酵素遺伝子を発見
大阪大学、理化学研究所、横浜市立大学、常盤植物化学研究所など7機関の産学連携チームは、医薬品や化粧品などに使用される薬用植物である甘草の主活性成分グリチルリチンの生合成にかかわる酵素遺伝子を発見し、酵母菌に導入して中間体グリチルレチン酸を生産することに成功した。
中国ではレアプラント(希少植物・生薬)として甘草の採取や輸出を規制する動きが出ており、価格の高騰、安定供給への懸念が高まっている。
この技術を基盤にすれば、組み換え酵母や植物を用いた工業生産への応用が見込める。

甘草は、地下の肥大根や茎から抽出したエキスが医薬品、化粧品、甘味料などに用いられる。
世界市場の年間輸出額は4200万ドルにのぼる。グリチルリチンが植物体内で生合成される反応プロセスは複雑で、すべて解明されてはいないが、複数の酸化酵素や配糖化酵素の関与が推定される。
酸化酵素シトクロムP450が関与することなどが部分的に解明されはじめている。
またグリチルリチンは、トリテルペンの1種β-アミリンを炭素骨格とし、これを合成するβ-アミリン合成酵素が知られる。
グリチルレチン酸は、抗炎症作用などもつグリチルリチンの薬理活性の本体で、非糖部分に相当する化合物。

研究チームは、カンゾウ類の地下茎から作製した完全長cDNAライブラリーと転写産物の目印となるESTのデータを利用し、生合成中間体の1つ11-オキソ-β-アミリンに変換するP450の1つとして発見したCYP88D6酵素遺伝子、新たに見つけた別のP450ファミリーに属するCYP72A154遺伝子を用いて、生合成経路の再構築に挑戦。宿主とする酵母にまずミヤコグサ由来のβ-アミリン合成酵素遺伝子とCYP88D6遺伝子を同時導入し、11-オキソ-β-アミリンが生産できるように改変して、さらにCYP72A154を導入することで、グルチルレチン酸の生産に成功した。

成果は、米科学雑誌「ザ・プラントセル」に近く掲載される。

出典 Care Net.com 2011.11.29
版権 Care Net


「膵炎様の症状」は膵癌のサイン? [消化器科]

慢性膵炎の治療は、症状の再燃を予防するための禁酒や脂肪摂取量の抑制といった生活指導と、1985年に発売された蛋白分解酵素阻害薬のカモスタットメシル酸塩(商品名:フォイパン)の処方が中心だ。
現実的には、薬の処方だけで、長年、経過観察されているケースが多いが、大阪府立成人病センター消化器検診科主任部長(胆膵腫瘍内科)の中泉明彦氏は、慢性膵炎を診断した場合、常に膵癌発症の可能性も考慮して、定期的な画像検査を実施すべきだと考えている。

というのは、2005年に発表された厚生労働省の調査(主任研究者:産業医大消化器・代謝内科教授〔当時〕の大槻眞氏)で、膵石が見付かるなどして慢性膵炎と確定診断された患者1656例を8年間にわたって前向きに追跡したところ、慢性膵炎の患者は一般集団に比べて膵癌による死亡率が7.84倍も高いことが分かったからだ。

さらに中泉氏は、確定診断までには至っていなくても、“膵炎様症状”を呈した患者には注意を払うことが重要だと指摘する。
それは、上腹部痛や血清膵酵素の上昇などの膵炎様症状が出現した後、いったん沈静化するものの、しばらくすると膵臓癌が見付かったというケースを、中泉氏は経験しているからだ。

「膵炎様の症状は、腫瘍マーカーよりも早く表れる膵癌のサインと考えられる。
従って、膵炎様の症状が出たときに、腹部超音波、磁気共鳴胆管膵管撮影(MRCP)、造影CTなどの画像検査を行えば、癌の早期発見につながる可能性がある」と中泉氏は話している。

出典  NM online 200.9.3
版権 日経BP社


特定看護師制度 [医療制度]

特定看護師制度:医師の指示下で切除や点滴OK 厚労省案
厚生労働省は7日、看護師が従来の看護業務より高度な医療行為を行う「看護師特定能力認証制度」(特定看護師制度)の骨子案を同省の検討会で示した。
床ずれで壊死した組織の切除や脱水症状の患者への点滴といった「特定行為」を、医師の指示の下で実施できるとした。5年以上の実務経験と専門の研修を受け国家試験に合格することが条件。
来年の通常国会に保健師助産師看護師法改正案を提出する方針。

経験豊富な看護師が医師の業務を補助することで、医師の負担を軽くし医療の質を高めるのが狙い。
現行法でも、看護師は医師の指示があれば診療の補助ができると定めているが、その範囲が明確でないため、医療機関によって実施している医療行為にばらつきがあった。

特定行為の内容は、各地の医療機関で実施しているモデル事業の状況を踏まえて、さらに検討し、同法で明確に位置づけるという。

委員からは「特定行為の具体的内容を決める前に制度導入を前提とした議論が進むことは疑問」という慎重論がある一方で、「患者の高齢化や地域による医師の偏在などに対する対策は急務で、現場のニーズも高い」として早期導入を求める意見もあった。【佐々木洋】

出典 毎日jp 2011.11.7
版権 毎日新聞社

<私的コメント>
医師偏在(私は医師不足とは呼ばない)は厚労省の唱えた卒後研修が起こした現象。
現場を知らない役人と有識者が、またまたおかしなことを始めようとしている。
医療現場全体の意見はどこで拾い上げられるのか。

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