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体重と膝OA [リハビリテーション科]

体重減少は膝OAの最適治療
肥満は,変形性膝関節症(膝OA)の危険因子である。ウェイクフォレスト大学(ノースカロライナ州ウィンストンセーラム)健康運動科学部門のStephen P. Messier教授は,肥満を伴う中高年膝OAを対象に18カ月間にわたる低~中等強度の運動と併せた集中的ダイエットの効果を検討したIDEA(Intensive Diet and Exercise for Arthritis)試験から,体重減少が痛みを最大51%軽減させたことを当地で開かれた第75回米国リウマチ学会(ACR 2011)で報告した。

対象は,過体重または肥満(BMI 27~40.5)で痛みを伴う55歳以上の膝OA患者454例(平均年齢65.6歳,女性72%,白人81%,平均BMI 33.6)で,ダイエットのみ行うD群(152例),運動も行うD+E群(152例),運動のみのE群(150例)に割り付け,18カ月経過後の効果を検討した。

ダイエットはベースラインから10%以上の体重減少を目標に段階を追ってカロリー摂取制限を厳しくした。
運動は15分歩行した後に20分のウエイトトレーニング,さらに15分歩行する低~中等強度の運動を週3回行った。
18カ月間の治療完遂率はD群85%,D+E群とE群それぞれ89%,体重減少の平均は順に8.9kg(9.5%),10.6kg(11.4%),2.0kg(2.2%)であった。

膝OAの健康関連QOLの疾患特異的尺度Western Ontario and McMaster Universities Osteoarthritis Index(WOMAC)の痛みスコアの低下は,D群ではベースラインの6.6から治療後4.8(27%の低下),D+E群では6.7から3.3(51%),E群では6.1から4.4(28%),機能スコアの低下はそれぞれ24.8から17.3(30%),24.6から13.0(47%),23.1から17.5(24%)と,D+E群はD群,E群に比べて低下度が有意に大きかった。

歩行速度(m/秒)は,D群では1.18から1.30(10%増加),E群では1.23から1.30(6%)に対しD+E群では1.20から1.34(12%)と増加度が有意に高かった。
痛みスコア,機能スコアの改善はD群およびE群では治療6カ月目までに顕著で,その後は改善がなかったが,D+E群では18カ月にわたり改善が見られた。

出典 Medical Tribune 2012.1.5
版権 メディカル・トリビューン社

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